2007年 04月 19日
祭りの後に…。
3/21に稽古が始まったばかりだと思っていたのに、もう千秋楽から3日も経ってしまいました。
今回の「アンドロマック」の感想を誰よりも早く?書かせていただきたいと思います。
稽古に入る時、大将・大島宇三郎に「いつも通りの一生懸命さでいい。でも、今までのままの芝居では駄目だぞ」と謎掛けされました。
今までのままの芝居では駄目?わかったようなわからんような感じ。
つまりは、さっぱりわかってなかったみたいです。。。
今まではがむしゃらで、熱く突進している事で、許された部分がありましたが。
それだけでは太刀打ちできないのが今回の作品であり、私の与えられたセフィーズと言う役だったようです。
熱い気持ちはそのままに。
しかし、役者本人は、カッカしすぎないように。
それで視界が狭まってしまわないように。
気持ちだけで突進して、どえらい怪獣のような表情になっている事も、
それが、表現する上でまったく役に立たないどころか、かえって邪魔だと言う事も。
視界が狭まると、ホントに大変ってことは、相方役が私に迷惑を被っている姿を見て、初めて気づきました。
テクニックだけの役者はクソですが、テクニックも無く突進する役者もまた阿呆です。
熱い気持ちを伝えるための冷静な頭。
それは、そのままセフィーズという役にも驚くほど重なりました。
アンドロマックのために命がけで、仕え、彼女と彼女の宝である王子の命をなんとしてでも守り抜くために、必死に、しかし冷静に頭脳をフル回転させ、全てを受け止めて、見守り、時としてはなりふり構わずしたたかに…。
ガキンチョの出来る事ではありません。
精神的に深い所で大人でないと。
セフィーズは子供では勤まらない。
だから、わたしも大人になれよってことだったのでしょうか??
どこまで大人に近づけたか、それはさっぱりわかりませんが、
少なくともすっごいヒントには一つ巡り会えた気がします。
人に比べると、不器用でゆっくりズムですが、私のこの遅すぎる発見は、私に取っての小さくて大きな一歩でした。
ありがとうございました。
やらせていただける幸運に恵まれた事を、ひたすら感謝致します。
どこまで成長が芝居に反映されたのかはわからないけど、これからの糧に精進したいと思います。
本多由佳
今回の「アンドロマック」の感想を誰よりも早く?書かせていただきたいと思います。
稽古に入る時、大将・大島宇三郎に「いつも通りの一生懸命さでいい。でも、今までのままの芝居では駄目だぞ」と謎掛けされました。
今までのままの芝居では駄目?わかったようなわからんような感じ。
つまりは、さっぱりわかってなかったみたいです。。。
今まではがむしゃらで、熱く突進している事で、許された部分がありましたが。
それだけでは太刀打ちできないのが今回の作品であり、私の与えられたセフィーズと言う役だったようです。
熱い気持ちはそのままに。
しかし、役者本人は、カッカしすぎないように。
それで視界が狭まってしまわないように。
気持ちだけで突進して、どえらい怪獣のような表情になっている事も、
それが、表現する上でまったく役に立たないどころか、かえって邪魔だと言う事も。
視界が狭まると、ホントに大変ってことは、相方役が私に迷惑を被っている姿を見て、初めて気づきました。
テクニックだけの役者はクソですが、テクニックも無く突進する役者もまた阿呆です。
熱い気持ちを伝えるための冷静な頭。
それは、そのままセフィーズという役にも驚くほど重なりました。
アンドロマックのために命がけで、仕え、彼女と彼女の宝である王子の命をなんとしてでも守り抜くために、必死に、しかし冷静に頭脳をフル回転させ、全てを受け止めて、見守り、時としてはなりふり構わずしたたかに…。
ガキンチョの出来る事ではありません。
精神的に深い所で大人でないと。
セフィーズは子供では勤まらない。
だから、わたしも大人になれよってことだったのでしょうか??
どこまで大人に近づけたか、それはさっぱりわかりませんが、
少なくともすっごいヒントには一つ巡り会えた気がします。
人に比べると、不器用でゆっくりズムですが、私のこの遅すぎる発見は、私に取っての小さくて大きな一歩でした。
ありがとうございました。
やらせていただける幸運に恵まれた事を、ひたすら感謝致します。
どこまで成長が芝居に反映されたのかはわからないけど、これからの糧に精進したいと思います。
本多由佳
by spaceu
| 2007-04-19 01:06