2007年 03月 30日
ぐるぐる、あんどろまっく。
膨大な量の、言葉。
「アンドロマック」 の台本を頂いた時、それは紙の束に印刷された無数の文字でしかありませんでした。
そして、やや遠視ぎみのぼくは文字を追っているだけで、目の奥のほうがぐるぐる痛くなってきてしまうのでした。
稽古場、3月30日。
平面の紙の上に並ぶ無数の文字は少しずつ、生身の人間たちによって姿を変え始めています。
2次元から3次元へ。
俳優たちの演技に動きが付き始め、その膨大な量の言葉は紙の上だけのものでなく、音となり、感情となって稽古場の空気を駆け巡ります。
もう、目の奥がぐるぐる痛むことはありません。
稽古場から家路につくぼくは、やればやるほど迷宮入りしてゆくこの作品に、今度は脳みそがぐるぐる痛むのを感じるのでした…。
谷口 浩久
スペースUアトリエ公演「アンドロマック」詳細はこちら
「アンドロマック」 の台本を頂いた時、それは紙の束に印刷された無数の文字でしかありませんでした。
そして、やや遠視ぎみのぼくは文字を追っているだけで、目の奥のほうがぐるぐる痛くなってきてしまうのでした。
稽古場、3月30日。
平面の紙の上に並ぶ無数の文字は少しずつ、生身の人間たちによって姿を変え始めています。
2次元から3次元へ。
俳優たちの演技に動きが付き始め、その膨大な量の言葉は紙の上だけのものでなく、音となり、感情となって稽古場の空気を駆け巡ります。
もう、目の奥がぐるぐる痛むことはありません。
稽古場から家路につくぼくは、やればやるほど迷宮入りしてゆくこの作品に、今度は脳みそがぐるぐる痛むのを感じるのでした…。
谷口 浩久
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by spaceu
| 2007-03-30 23:47