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美しい心・美しい日本語・ことばを心にのせて     スペースU

小川未明原作『野ばら』


12月に入って、いよいよヒートテック、
フリース、ダウンなどなど暖かな服装が
大活躍な今日この頃ですが、いかが
お過ごしですか?

『野ばら』稽古場にも熱気が。
上演時間こそ1時間を少し越えるかなという
短いお芝居ですが、若い兵士役の3人は、
唄に兵士の所作にと普段馴染みの無い事にも
数々挑戦しているので、稽古にも熱のこもる
日々。

今更ながら、改めて『野ばら』のご紹介を

原作は、
1882年(明治15年)に新潟県に生まれ、
大正にかけて活躍し、1961年(昭和36年)
に亡くなるまでに約1200編もの童話を残し、
「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」
とも呼ばれた【小川未明】
「赤い蝋燭と人魚」、「野ばら」などの題名を
聞いたことのある方も多いのでは。
特に「野ばら」は、ある年代以上の方は、実は
国語の教科書で読んだことがある!…のでは♪

この小川未明の「野ばら」文庫本でわずか、
5ページに満たない短いお話しです。
でも、短編を得意とした未明の素晴らしさが
ぎゅっと詰まっています
小川未明原作『野ばら』_f0138311_03530207.jpg
登場人物は、老兵士と若い兵士の二人だけ。
場面は、遠い遠い辺境の国境(くにざかい)
出逢いから、二人がともに過ごすいくつかの季節…

当たり前に過ぎていく二人の兵士たちの時間が
季節の移り変わりとともに描かれて
あっと言う間に読めてしまうこの物語

この短い物語が、ミュージカル界などでも活躍中
の佐藤万里さんの手によって脚色され
SPACE Uの元へ。そして、
大島、そして今回音楽監修を務めて
くださっている村上勧二朗さんが選びに選んだ
唄や曲の数々が物語を更に更に豊かなものにし、
2003年SPACE Uオリジナル作品『野ばら』
が誕生したのです


原作を読んでからお芝居を観るか
お芝居を観てから原作を読むか

結末を知らないで観ていただきたくもあり…
この物語が、こんな風に豊かに膨らむのかと
知っていただきたくもあり…

どちらを先に選ぶにしても、
お芝居も
原作も
是非どちらも体験してみてくださいね!!

あつ実

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by spaceu | 2022-12-10 04:50 | 公演・野ばら

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